十月通信5月号

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　　　　　　　　十月通信　　　2019.0 5.10　第1 4 1号
　　　　　　　　　　　　　　　　　発行：Bar 十月（新宿ゴールデン街）
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　みなさま、いつもご贔屓いただきありがとうございます。
　新しき「令和」の始まりです。各自の感慨を胸に五月晴れちょっぴりのスタ
ートでした。今年も桜を堪能できたことをお天道さまに感謝しております。四
季折々の花に年に一度出会うということは、人生という道が少しずつ延長して
ゆくようで幸せなことです。どこまで道を延ばせるでしょう。
　たまの晴天にはこころの虫干しでもしましょうか。
　さて、今月のわたしの歌。

　♪　このあいだ話したばっかり突然の訃報に驚愕茫然自失
　♪　花筏乗りて先生黄泉の客となりたりかぞえで卒寿
　♪　マルケスやボルヘス、ロルカ、カルペンティエール、流れる映画のロー
　　　ルのごとく
　♪　アイリッシュ珈琲ここが美味しいと銀座和蘭豆をご一緒したっけ
　♪　あるじなき家の垣根のピラカンサ今年も紅く色めくかしらん
　♪　あと十年生きるような気もすると聞いた言葉もおいてけぼりに
　♪　先生の口癖カナリア諸島行きカナリア貯金していましたよ
　♪　嗚呼先生住吉神社のその向こう空が青くてお別れですね
　♪　魔術的リアリズムとはこれですか先生どこに居るのでしょうか？

　鼓直先生が当店の階段を間違えて昇って見えた時は開店早々でしたっけ。そ
れからの月日、いろいろな時間、いろいろな場所をご一緒させていただきまし
た。当店のイベント「大人の修学旅行」には初回から参加されて、いつも喜ん
でくださいました。ラテンアメリカ文学研究者、翻訳者として第一人者である
にもかかわらず、威張らず、若者にも同じように接しているのを見ると、大物
ほど謙虚であることがよくわかりました。
　いつか、カナリア諸島へ行きたい！　が口癖でした。去年行っておけば良か
ったと後悔しきりです。
「あと十年、僕、生きていそうよ」本当に、先生の訳された『百年の孤独』の
登場人物のように長生きされると信じていました。胸に空いた穴は大きくまだ
まだ埋まりそうにもありません。先生へのおもいも思い出もまだ歌にのせるこ
とができません。合掌

■【「Bar十月」作品展】
● ……………………………………………………………………………………… ●
◎李元淑作品展：５月１日（水）～１５日（水）
　木版画がこれだけの表現力をもちえるのは不思議。あらわれるやさしさに加
え、円熟味まで加わってきたように思います。
◎高橋俊明作品展「静謐の蒼き彼方へ」：５月１６日（木）～３１日（金）
　画家は、この絵に何をみているのでしょうか。この蒼き彼方のなにを描こう
としているのでしょう。
　６月は、
　◎宮嶋結香小作品展「Evening Party」は：６月１日（土）～１５日（土）
　◎荻嶋あつみ作品展：６月１７日（月）～２９日（土）
　　宮嶋結香さんが十月で開くEvening Party」は、さて、どんなパーティに
　なるでしょう。十月展初めてです。荻嶋あつみさん、今回はどんな作品をも
　ってきてくれるでしょうか。

■【日本酒の会】
● ……………………………………………………………………………………… ●
　５月・第１６５回日本酒の会は「大阪府のお酒」です。
　候補酒は、浪花政宗（阪南市）、緑一（池田市）、國乃長（高槻市）、千利
休（堺市）、清鶴（高槻市）、天野酒（河内長野市）、片野桜（交野市）‥‥。
　５月２５日（土）午後７時頃～、当店「十月」で。
　会費は2,700円、酒肴付。

　４月「愛知県」は、虎変／特別純米、鷹の夢／特別純米、二兎／純米吟醸を
いただきました。
　６月は「奈良県」、７月は「滋賀県」のお酒の予定。
　毎月、月末の土曜日にやっています。お酒、酒肴の持ち込み大歓迎！
　皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。

■【お知らせ】
● ……………………………………………………………………………………… ●
◎えにしのサロン第19回　《錦の舞―打掛ものがたり》
　５月１８日（土）13:30 開場14:00 開演
　光が丘美術館（練馬区田柄5-27-25、都営大江戸線光が丘駅）
　音楽は、若手尺八演奏家、田嶋謙一さんとヴァイオリン・河村典子、コント
ラバス・白土文雄で、前田智子さんの作品《鷺娘》他を、聞いていただきます。
　着物ドレスデザイナー、若槻せつ子さんをお迎えして、日本伝統の打掛の歴
史、その美について語っていただき、数点を展示していただきます。
　大須賀麻由美さんの季節感あふれる手作りの和菓子と光が丘美術館の素敵な
雰囲気のなかで、非日常のひとときをどうぞご一緒に！

◎すかがわ国際短編映画祭第３１回　
　５月１１日（土曜）１２日（日曜）、１０時から須賀川市文化センターにて。
新緑あふれる中での映画祭です。是非一度！　ご近所の方是非是非！

■【映画日記】
● ……………………………………………………………………………………… ●
　なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
　さて４月に観た映画は、

　 1．記者たち 衝撃と畏怖の真実
　 2．ペパーミント・キャンディー
　 3．半世界
　 4．ビューティフル・ボーイ
　 5．ソローキンの見た桜
　 6．希望の灯り
　 7．アガサ・クリスティー　ねじれた家
　 8．魂のゆくえ
　 9．ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ
　10．波乗りオフィスへようこそ
　11．荒野にて
　12．バイス
　13．パパは奮闘中！
　14.　誰がために憲法はある
　15.　山懐に抱かれて
　16.　岬の兄弟
　17.　リアム16歳、はじめての学校
　18.　ある少年の告白

「記者たち 衝撃と畏怖の真実」ブッシュ大統領時代の話。いつも言うことで
すが真実を伝える大事さが伝わる。日本の新聞社はいかがなものでしょう。
「バイス」こちらもブッシュ大統領時代の作品。エンドロールの美しい疑似餌
に不思議な気持ちに。日本もこれで釣られたか？
「誰がために憲法はある」ベテラン女優達による、原爆投下時に被害にあった
広島の中学生の作文の朗読行脚ドキュメント。まさに綾瀬はるかの「いしぶみ」
「岬の兄弟」なんともかんともどうしようもなく切ない作品。名演技でした。
「ある少年の告白」は、親にゲイの矯正施設に入れられた息子の話。アメリカ
では実際に沢山の人が入れられているという現実に驚き。
「ビューティフル・ボーイ」薬に溺れてゆく息子と父親の話。アメリカでは麻
薬の過剰摂取によるショック死が若い人の死亡原因のトップだそうだ。
「希望の灯り」「アガサ・クリスティー」「ねじれた家」「魂のゆくえ」おス
スメです。

───────────────────────────────────
編┃集┃後┃記┃
━┛━┛━┛━┛
　先日の朝日新聞の朝刊に、社会人１年目の初任給のエピソードが出ていまし
た。それは漫画家・深谷かほるさんの「世廻り猫」の一話。初めての給料で、
若者が祖父をカレーのCoCo壱番屋に誘い、「初めての給料でじいちゃんと
うまいものを食べようと思っていたから」と。支払いをする若者の背中に、祖
父は深く頭を下げ、手を合わせる。ちょっとウルウルしました。今時の光景と
しては素晴らしいです。自分の若い時はどんなだったかと‥‥、後悔しきり。

　新緑が深緑に向かう季節です。爽やかな毎日を過ごしたいですね。来月には
雨がやってきます。束の間の緑のシャワーをふんだんに！

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　　　　　　　　　十月通信　　2019.05.10　第141号
●発　行：「Bar 十月」　くぼたかずこ
　　　　　〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10　tel.03-5272-1171
　　　　　E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com
●営業日：月曜～土曜＆祭日　17時～24時
　　　　　日曜はお休みです。

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Bar 十月 ホームページ ：　http://sites.google.com/site/kkmoravia/
十月通信 back number：　http://ju-ga-tsu.blogspot.com

十月通信4月号

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　　　　　　　　十月通信　　　2019.0 5.10　第1 4 1号

　　　　　　　　　　　　　　　　　発行：Bar 十月（新宿ゴールデン街）

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　みなさま、いつもご贔屓いただきありがとうございます。

　新しき「令和」の始まりです。各自の感慨を胸に五月晴れちょっぴりのスタ

ートでした。今年も桜を堪能できたことをお天道さまに感謝しております。四

季折々の花に年に一度出会うということは、人生という道が少しずつ延長して

ゆくようで幸せなことです。どこまで道を延ばせるでしょう。

　たまの晴天にはこころの虫干しでもしましょうか。

　さて、今月のわたしの歌。

　♪　このあいだ話したばっかり突然の訃報に驚愕茫然自失

　♪　花筏乗りて先生黄泉の客となりたりかぞえで卒寿

　♪　マルケスやボルヘス、ロルカ、カルペンティエール、流れる映画のロー

　　　ルのごとく

　♪　アイリッシュ珈琲ここが美味しいと銀座和蘭豆をご一緒したっけ

　♪　あるじなき家の垣根のピラカンサ今年も紅く色めくかしらん

　♪　あと十年生きるような気もすると聞いた言葉もおいてけぼりに

　♪　先生の口癖カナリア諸島行きカナリア貯金していましたよ

　♪　嗚呼先生住吉神社のその向こう空が青くてお別れですね

　♪　魔術的リアリズムとはこれですか先生どこに居るのでしょうか？

　鼓直先生が当店の階段を間違えて昇って見えた時は開店早々でしたっけ。そ

れからの月日、いろいろな時間、いろいろな場所をご一緒させていただきまし

た。当店のイベント「大人の修学旅行」には初回から参加されて、いつも喜ん

でくださいました。ラテンアメリカ文学研究者、翻訳者として第一人者である

にもかかわらず、威張らず、若者にも同じように接しているのを見ると、大物

ほど謙虚であることがよくわかりました。

　いつか、カナリア諸島へ行きたい！　が口癖でした。去年行っておけば良か

ったと後悔しきりです。

「あと十年、僕、生きていそうよ」本当に、先生の訳された『百年の孤独』の

登場人物のように長生きされると信じていました。胸に空いた穴は大きくまだ

まだ埋まりそうにもありません。先生へのおもいも思い出もまだ歌にのせるこ

とができません。合掌

■【「Bar十月」作品展】

● ……………………………………………………………………………………… ●

◎李元淑作品展：５月１日（水）～１５日（水）

　木版画がこれだけの表現力をもちえるのは不思議。あらわれるやさしさに加

え、円熟味まで加わってきたように思います。

◎高橋俊明作品展「静謐の蒼き彼方へ」：５月１６日（木）～３１日（金）

　画家は、この絵に何をみているのでしょうか。この蒼き彼方のなにを描こう

としているのでしょう。

　６月は、

　◎宮嶋結香小作品展「Evening Party」は：６月１日（土）～１５日（土）

　◎荻嶋あつみ作品展：６月１７日（月）～２９日（土）

　　宮嶋結香さんが十月で開くEvening Party」は、さて、どんなパーティに

　なるでしょう。十月展初めてです。荻嶋あつみさん、今回はどんな作品をも

　ってきてくれるでしょうか。

■【日本酒の会】

● ……………………………………………………………………………………… ●

　５月・第１６５回日本酒の会は「大阪府のお酒」です。

　候補酒は、浪花政宗（阪南市）、緑一（池田市）、國乃長（高槻市）、千利

休（堺市）、清鶴（高槻市）、天野酒（河内長野市）、片野桜（交野市）‥‥。

　５月２５日（土）午後７時頃～、当店「十月」で。

　会費は2,700円、酒肴付。

　４月「愛知県」は、虎変／特別純米、鷹の夢／特別純米、二兎／純米吟醸を

いただきました。

　６月は「奈良県」、７月は「滋賀県」のお酒の予定。

　毎月、月末の土曜日にやっています。お酒、酒肴の持ち込み大歓迎！

　皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。

■【お知らせ】

● ……………………………………………………………………………………… ●

◎えにしのサロン第19回　《錦の舞―打掛ものがたり》

　５月１８日（土）13:30 開場14:00 開演

　光が丘美術館（練馬区田柄5-27-25、都営大江戸線光が丘駅）

　音楽は、若手尺八演奏家、田嶋謙一さんとヴァイオリン・河村典子、コント

ラバス・白土文雄で、前田智子さんの作品《鷺娘》他を、聞いていただきます。

　着物ドレスデザイナー、若槻せつ子さんをお迎えして、日本伝統の打掛の歴

史、その美について語っていただき、数点を展示していただきます。

　大須賀麻由美さんの季節感あふれる手作りの和菓子と光が丘美術館の素敵な

雰囲気のなかで、非日常のひとときをどうぞご一緒に！

◎すかがわ国際短編映画祭第３１回　

　５月１１日（土曜）１２日（日曜）、１０時から須賀川市文化センターにて。

新緑あふれる中での映画祭です。是非一度！　ご近所の方是非是非！

■【映画日記】

● ……………………………………………………………………………………… ●

　なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。

　さて４月に観た映画は、

　 1．記者たち 衝撃と畏怖の真実

　 2．ペパーミント・キャンディー

　 3．半世界

　 4．ビューティフル・ボーイ

　 5．ソローキンの見た桜

　 6．希望の灯り

　 7．アガサ・クリスティー　ねじれた家

　 8．魂のゆくえ

　 9．ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ

　10．波乗りオフィスへようこそ

　11．荒野にて

　12．バイス

　13．パパは奮闘中！

　14.　誰がために憲法はある

　15.　山懐に抱かれて

　16.　岬の兄弟

　17.　リアム16歳、はじめての学校

　18.　ある少年の告白

「記者たち 衝撃と畏怖の真実」ブッシュ大統領時代の話。いつも言うことで

すが真実を伝える大事さが伝わる。日本の新聞社はいかがなものでしょう。

「バイス」こちらもブッシュ大統領時代の作品。エンドロールの美しい疑似餌

に不思議な気持ちに。日本もこれで釣られたか？

「誰がために憲法はある」ベテラン女優達による、原爆投下時に被害にあった

広島の中学生の作文の朗読行脚ドキュメント。まさに綾瀬はるかの「いしぶみ」

「岬の兄弟」なんともかんともどうしようもなく切ない作品。名演技でした。

「ある少年の告白」は、親にゲイの矯正施設に入れられた息子の話。アメリカ

では実際に沢山の人が入れられているという現実に驚き。

「ビューティフル・ボーイ」薬に溺れてゆく息子と父親の話。アメリカでは麻

薬の過剰摂取によるショック死が若い人の死亡原因のトップだそうだ。

「希望の灯り」「アガサ・クリスティー」「ねじれた家」「魂のゆくえ」おス

スメです。

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編┃集┃後┃記┃

━┛━┛━┛━┛

　先日の朝日新聞の朝刊に、社会人１年目の初任給のエピソードが出ていまし

た。それは漫画家・深谷かほるさんの「世廻り猫」の一話。初めての給料で、

若者が祖父をカレーのCoCo壱番屋に誘い、「初めての給料でじいちゃんと

うまいものを食べようと思っていたから」と。支払いをする若者の背中に、祖

父は深く頭を下げ、手を合わせる。ちょっとウルウルしました。今時の光景と

しては素晴らしいです。自分の若い時はどんなだったかと‥‥、後悔しきり。

　新緑が深緑に向かう季節です。爽やかな毎日を過ごしたいですね。来月には

雨がやってきます。束の間の緑のシャワーをふんだんに！

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　　　　　　　　　十月通信　　2019.05.10　第141号

●発　行：「Bar 十月」　くぼたかずこ

　　　　　〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10　tel.03-5272-1171

　　　　　E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com

●営業日：月曜～土曜＆祭日　17時～24時

　　　　　日曜はお休みです。

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十月通信3月号

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　　　　　　　　十月通信　　　2019.03.10　第139号
　　　　　　　　　　　　　　　　　発行：Bar 十月（新宿ゴールデン街）
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　みなさま、いつもご贔屓いただきありがとうございます。
　三月に入って雨が続き、菜種梅雨そのものです。水分をとってしっとりとし
た大地はやがて、美しい花を咲かせ、作物の成長を助ける豊かな土壌となるで
しょうね。われらもまた、お肌がしっとりするので雨もまた良し、ウエルカム
しましょう。
　人生の転機の時期でもある三月です。前を向いて春を迎えたいですね！
　今年のゴールデンウィーク。長期休暇となりますが当店は平常営業。日曜
のみお休みで月曜から土曜、１７時から２４時まで営業いたします。
　さて、今月のわたしの歌。

　♪　二十五時雨の舗道に映るネオン角を曲がれば沈丁花に会う
　♪　弥生にはミモザタンポポフリージア黄色い春がおてんこ盛りね
　♪　コーラスを聴けば自ずと肩は揺れ隣の人も少し揺れてる
　♪　合唱曲「大地讃頌」雨に聴く嗚呼生きているああ生きている

　先日、雨降る中、新百合ヶ丘で聴いたコーラスに不思議な胸のざわめきを感
じ、こころの中に沈殿していた懐かしさや慈しみの心が撹拌されて、子供のよ
うな気分になりました。特に「大地讃頌」は込み上げるものがありました。声
を合わせて同じ曲を歌うのは本当に気持ち良いことです。世界中で同じ時間に
同じ曲を歌うなんて素敵ですね。
　この頃の雨の夜、仕事終えての深夜のお散歩に下北沢で飲みました。帰り道、
油絵のような道に映ったネオンを踏み踏み、ふと角を曲がると、仄かに沈丁花
の香りが‥‥。今日は良く働いたね！　のご褒美のようでした。

■【「Bar十月」作品展】
● ……………………………………………………………………………………… ●
◎緒方佑亮作品展「Montage」：３月１日（金）～１５日（金）
　モンタージュ、コラージュ。作品は様々な異なった素材、要素、画面で構成
されています。緒方佑亮さん、十月初展示です。
◎根本佳奈作品展「あり、きたる」：３月１６日（土）～３０日（土）
　あり、きたる。在来。いままでどおり変わらないである、もとのままである
とは何でしょう？　佳奈さんの版画作品、静かに進化中です。

　4月は、
　◎恩田好子個展「少女とガーディアン」：４月１日（月）～１５日（金）
　◎朴常希（SANGHEE PARK）小品展：４月１６日（火）～３０日（火）
　　恩田好子さんはオオカミと仲良し赤ずきんシリーズ。朴常希さんは韓国か
　ら絵を学びにきていて博士課程を修了し、この５月に帰国する前に。

■【日本酒の会】
● ……………………………………………………………………………………… ●
　3月・第１６3回日本酒の会は「鳥取県のお酒」です。
　候補酒は、いなば鶴（鳥取市）、瑞泉（岩美町）、八潮（倉吉市）、諏訪泉
（智頭町）、日置桜（鳥取市）、鷹勇（琴浦町）‥‥。
　３月３０日（土）午後７時頃～、当店「十月」で。会費は2,700円、酒肴付。

　２月「三重県」は、天遊林 かすみ酒 手作り純米、寒紅梅 純米、田光純米槽搾
り神の穂をいただきました。
　４月は「愛知県」、５月は「大阪府」のお酒の予定。
　毎月、月末の土曜日にやっています。お酒、酒肴の持ち込み大歓迎！
　皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。

■【お知らせ】
● ……………………………………………………………………………………… ●
◎上尾直子ピアノとお喋り
　５月１８日（土）１４時開演　岩手県平泉、中尊寺内「かんざん亭」
　上尾直子（Pf）、世界遺産平泉、中尊寺でのコンサート。会場は金色堂から
徒歩で２分ほど。お申し込みは、当店へ。

■【映画日記】
● ……………………………………………………………………………………… ●
　なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
　さて２月に観た映画は、
　 1．ゴッズ・オウン・カントリー
　 2．赤い雪 Red Snow
　 3．山（モンテ）
　 4．ナポリの隣人
　 5．誰がための日々
　 6．ヴィクトリア女王 最期の秘密
　 7．ちいさな独裁者
　 8．ビール・ストリートの恋人たち
　 9．女王陛下のお気に入り
    10．あの日のオルガン
    11．サタデーナイト・チャーチ‐夢を歌う場所
    12．七つの会議
    13．ともしび

「ゴッズ・オウン・カントリー」人を想う気持ちに男女の差はないということ
が切々と伝わる佳作。「ナポリの隣人」、ふと隣り合った家族との交流にみる
人の持つ思い遣りがとても真摯に描かれていて素晴らしい。
「誰がための日々」は香港映画。仕事を辞めてまで精神を病んだ母を介護して
自分も病んでしまった息子と、逃げ出してしまった父との再生がなんともやる
せなく、妙に胸に迫る作品。「ヴィクトリア女王 最期の秘密」、爽やかで見
応え十分。「女王陛下のお気に入り」の主役オリビア・コールマンの表情が素
晴らしいです。
「サタデーナイト・チャーチ」も「ちいさな独裁者」「ビール・ストリートの
恋人たち」オススメ。

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編┃集┃後┃記┃
━┛━┛━┛━┛
　先日、昭和音楽大学でのＢＳ－ＴＢＳ「日本名曲アルバム」スペシャルコン
サートを堪能しました。満席の会場には男性客が半分以上もいて、新鮮な驚き
でした。「日本の歌」を愛する人々の、青春への心を感じました。
　ほんとうに心底、懐かしくもあり、優しくもあり、合唱のハーモニーの持つ
心地よさに日曜の午後を有意義に過ごすことができて、そのあとのお酒のなん
と美味しいこと。声を合わせるというのは素晴らしいですね。
　春の光も香りももうすぐです。皆さん、お元気で日々をお過ごしください。

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　　　　　　　　　十月通信　　2019.03.10　第139号
●発　行：「Bar 十月」　くぼたかずこ
　　　　　〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10　tel.03-5272-1171
　　　　　E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com
●営業日：火曜～土曜＆祭日　17時～24時
　　　　　日曜・月曜日はお休みです。

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Bar 十月 ホームページ ：　http://sites.google.com/site/kkmoravia/
十月通信 back number：　http://ju-ga-tsu.blogspot.com

十月通信2月号

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　　　　　　　　十月通信　　　2019.02.10　第138号
　　　　　　　　　　　　　　　　　発行：Bar 十月（新宿ゴールデン街）
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　みなさま、いつもご贔屓いただきありがとうございます。
　先日、急遽札幌市内にあるイタリアンのお店に伺うことにしました。
　その店はひょんなことから繋がったお店で、とても美味しく、北海道に行く
時の楽しみの一つになっていました。３８年間、シェフは奥様でフロアはご主
人という名コンビで営業された「カンティーナ・スズキ」の閉店は大決断をさ
れてのこと。「十月」も今年１４年目となりますが、フライパンを持つわけで
もないのに、やはり疲労困憊気味なことしばしです。イタリアンであればなお
さらでしょう。長年にわたって店を続けられたことは本当に感服です。ご常連
の寂しさが道端に凍りついているかも。
　さて、今月のわたしの歌。

　♪　札幌の南２条西３丁店をつづけて四〇年も
　♪　街をゆくコツを覚えて方眼紙東西南北雪踏み越えて
　♪　夕闇に市場が目じるし急ぎ足「酒と肴と炉端とマルコ」
　♪　路肩には雪重なりて道しるべネオン頼りの狸小路よ
　♪　窓外を白い原野が流れ行く空港目指す朝のライナー

　急遽、一人で札幌に行きましたが、思いの外道端の雪に恐れをなしました。
以前訪ねた、二条市場横「酒と肴と炉端とマルコ」を目指しましたが、雪に阻
まれました。残念至極！　次回は絶対！　そうそう「えぞや 喜多釜戸」も。
　空港と札幌を結ぶ列車が雪の原野をひた走りして、白い世界を突き進んでい
ると、そうだ、私もスズキさんのように真面目に生きようと思いました。

■【「Bar十月」作品展】
● ……………………………………………………………………………………… ●
◎岡本純個展「カミ揺れ」：２月１日（金）～１３日（水）
　岡本純さん、「遠山郷の霜月神楽、奥三河の花祭り、高千穂の夜神楽のカミ
飾りに焦点をあてた、絵と写真」十月初展示です。
◎玉井美世子写真展「春を待つ」：２月１４日（木）～２８日（木）
　美しいものもまたはかない。玉井美世子さんは、ポートレートを中心に活躍
中。どんな作品を準備しているのでしょう。十月初展示です。

　３月は、
　◎緒方佑亮作品展「モンタージュ」：３月１日（金）～１５日（金）
　◎根本佳奈作品展：３月１６日（土）～３０日（土）
　　緒方佑亮さんは絵、十月初展示。根本佳奈さんは版画作品を展示します。
　お二人とも素敵な作品を用意していることでしょう。

■【日本酒の会】
● ……………………………………………………………………………………… ●
　２月・第１６２回日本酒の会は「三重県のお酒」です。
　候補酒は、天遊林（四日市市）、宮の雪（四日市市）、俳聖芭蕉（伊賀市）、
寒紅梅（津市）、田光（菰野町）、半蔵（伊賀市）、而今（名張市）‥‥。
　２月２３日（土）午後７時頃～、当店「十月」で。
　会費は2,700円、酒肴付。

　１月「千葉県」は、東薫／純米吟醸愛山無濾過生酒原酒、甲子（政宗）／純
米吟醸、岩の井御宿郷／山廃純米無濾過生原酒をいただきました。
　３月は「鳥取県」、４月は「愛知県」のお酒の予定。
　毎月、月末の土曜日にやっています。お酒、酒肴の持ち込み大歓迎！
　皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。

■【お知らせ】
● ……………………………………………………………………………………… ●
◎ブルーグラス バレンタイン・デー（イブ）ライブ、今年もやります！
　２月１３日（水）１９時～、当店Bar十月で。
　秋元那美・ヴォーカル＆ギター、内田眞介・バンジョー、松宮正典・マンド
リン、三人のユニットバンド。

◎えにしのサロン第18回《室内楽の愉しみ 2019》
　２月１６日（土）１４時開演　練馬・光が丘美術館
　河村典子（Vn）、白土文雄（Cb）、アレーナ・チェルニー（Pf）
　※河村典子さんの演奏は、越後昔語り９／29新潟豪農屋敷、音楽狂言、「寿
来爺」欧州ツァー１１月、ウィーンからスタート、などがあります。

◎上尾直子ピアノとお喋り
　５月１８日（土）１４時開演　岩手県平泉、中尊寺内「かんざん亭」
　上尾直子（Pf）、世界遺産平泉、中尊寺でのコンサート。会場は金色堂から
徒歩で２分ほど。
※上記、イベントの詳細、お申し込みは、当店へ。

■【映画日記】
● ……………………………………………………………………………………… ●
　なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
　さて1月に観た映画は、
　 1．22年目の記憶
　 2．いつか家族に
　 3．共犯者たち
　 4．YUKIGUNI
　 5．この道
　 6．蜘蛛の巣を払う女
　 7．未来を乗り換えた男
　 8．迫り来る嵐
　 9．輪違屋糸里 京女たちの幕末
    10．喜望峰の風に乗せて
    11．アイ・フィール・プリティー！ 人生最高のハプニング
    12．ゴールデン・スランバー
    13．レッスル！
    14．夜明け
    15．ひかりの歌
    16．岡本太郎の沖縄
    17．バハールの涙
    18．飛べない鳥と優しいキツネ
    19．マチルド、翼を広げ
    20．バジュランギおじさんと、小さな迷子
    21．ジュリアン
    22．二階堂家物語
    23．天才作家の妻 40年目の真実

「いつか家族に」は、育ての親とはこんなもんだ！　という優しさに満ちた感
動作品。「YUKIGUNI」現在進行形の９２歳バーテンダーの必見ドキュメント。
「アイ・フィール～」も素敵な勘違いが面白い、人生ドンマイ、ドンマイ！
「岡本太郎の沖縄」は沖縄への愛に感動します。「バジュランギ～」少女のな
んと可愛いこと。
「ジュリアン」「天才作家の妻」「バハールの涙」「蜘蛛の巣を払う女」オス
スメです。「22年目の記憶」「未来を乗り換えた男」発想がユニークでなかな
か唸りました。「レッスル！」 は愉快な作品。主犯は大統領でマスコミが共犯
という視点のドキュメント「共犯者たち 」是非！

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編┃集┃後┃記┃
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　つい先日、札幌のイタリアンのお店「カンティーナ・スズキ」が、３８年の
幕を下ろして一旦閉店するという話を聞いて、馳せ参じました。長い間の金属
（勤続）疲労とのことでした。
　年を重ねるごとに疲労困憊、動けるうちに色々好きな毎日を過ごしてほしい
と思います。今頃は「雪まつり」を、ご夫婦揃ってゆっくり堪能されているこ
とでしょう。さながら観光客のように。
　札幌の路肩に置かれた雪の山は、夜は凍って夜のお散歩を阻んでいるかのよ
う。あまりお散歩ができなかったので仕方なく睡眠をむさぼりました。
　スズキさん、長い間本当にお疲れ様でした！！！

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　　　　　　　　　十月通信　　2019.02.10　第138号
●発　行：「Bar 十月」　くぼたかずこ
　　　　　〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10　tel.03-5272-1171
　　　　　E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com
●営業日：火曜～土曜＆祭日　17時～24時
　　　　　日曜・月曜日はお休みです。

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Bar 十月 ホームページ ：　http://sites.google.com/site/kkmoravia/
十月通信 back number：　http://ju-ga-tsu.blogspot.com

十月通信１月号

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　　　　　　　　十月通信　　　2019.01.10　第137号
　　　　　　　　　　　　　　　　　発行：Bar 十月（新宿ゴールデン街）
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　みなさま、いつもご贔屓いただきありがとうございます。
　ことしもよろしくお願いいたします。年明けは青空のもと、明るい太陽を浴
びた富士山を連日見ることができ、何よりでした。箱根駅伝は、今年、特にド
ラマチックでしたね。都内は風もなく穏やかな正月でした。
　みなさんもいろんな抱負を掲げて邁進して欲しいです。
　さて、今月のわたしの歌。

　♪　新年会それぞれ集いし十二人会津の夜はいつ更けるやら
　♪　武者六人くノ一五人下戸ひとりつまみは馬刺し酒名倉山
　♪　新婚も旧婚もいてそれぞれに希みと悩みがちとこぼれたり
　♪　甲賀茶屋甲賀通りに鎮座して城ある町と告げるがごとし
　♪　雪よ降れもっと降れ降れ瑞雪よスノーブーツを履いてきたのに

　年の初めに、恒例の会津若松市内での新年会に、自称飲兵衛たちが集いまし
た。毎年無理を聞いてもらってお店を開けていただいての新年会です。とても
愉快な新年会で、二次会のスナックも毎年、連動して開けてくださって、優し
い人情に甘えてしまいました。

■【「Bar十月」作品展】
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◎津布久智士写真展「a sign」：１月4日（金）～１7日（木）
　モノクロームの素敵な写真を１０点ほど展示しています。国内だったり、外
国だったり、この風景の中になにがみえてくるでしょう？

◎日本海わたるの日本海シリーズVol.1「私のよこがお」：
　１月１８日（金）～３１日（木）
　写真です。日本海わたるさん、ポートレートや風景を撮っていますが、どん
な作品をもってらっしゃるか楽しみです。十月初展示です。

　２月は、
　◎岡本純個展「カミ揺れ」：２月１日（金）～１３日（水）
　◎玉井美世子写真展：２月１４日（木）～２８日（木）
　　岡本純さんは絵と写真、玉井美世子さんは写真。お二人とも十月展示は初
　めてです。

■【日本酒の会】
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　１月・第１６１回日本酒の会は「千葉県のお酒」です。
　候補酒は、仁勇（神埼町）、甲子（飯沼本家）、富久娘（松戸市）、 東薫
  （香取市）、むすひ（神崎町）、寿萬亀（鴨川市）、遊我月酔（千葉県）‥‥。
　１月２６日（土）午後７時頃～、当店「十月」で。
　会費は2,700円、酒肴付。

　１２月「栃木県」は、若駒 美山錦70～無加圧採り～／純米無濾過生原酒、
西堀工房「袋吊り雫酒／純米無濾過生原酒、澤姫／特別純米をいただきました。
　２月は「三重県」、３月は「鳥取県」のお酒の予定。
　毎月、月末の土曜日にやっています。お酒、酒肴の持ち込み大歓迎！
　皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。

■【お知らせ】
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◎ブルーグラス バレンタイン・デー（イブ）ライブ、今年もやります！
　２月１３日（水）１９時～、当店Bar十月で。
　秋元那美・ヴォーカル＆ギター、内田眞介・バンジョー、松宮正典・マンド
リン、三人のユニットバンド。軽やかな音楽にのせて、那美さん、ブルーグラ
スを中心に、トラッド、Jazzを歌います。

◎えにしのサロン第18回《室内楽の愉しみ 2019》
　２月１６日（土）１４時開演　練馬・光が丘美術館
　河村典子（Vn）、白土文雄（Cb）、アレーナ・チェルニー（Pf）
「アレーナ・チェルニーをスイスから迎えて、光が丘美術館の特別なベーゼン
ドルファーのピアノの響きとともに、日常の中の非日常のひとときを、どうぞ
ご一緒に！」
　※河村典子さんの演奏は、○越後昔語り９／29新潟豪農屋敷、○音楽狂言
「寿来爺」ツァー１１／１８ウィーンからスタート、などがあります。

◎上尾直子ピアノとお喋り
　５月１８日（土）１４時開演　岩手県平泉、中尊寺内「かんざん亭」
　上尾直子（Pf）「世界遺産平泉、中尊寺でのコンサートです。会場は金色堂
から徒歩で２分ほど。プレリュードハ長調、イタリア協奏曲などを弾く予定で
す」

※上記、イベントの詳細、お申し込みは、当店へ。

■【映画日記】
● ……………………………………………………………………………………… ●
　なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
　さて１２月に観た映画は、
　 1．イット・カムズ・アット・ナイト
　 2．恐怖の報酬
　 3．ボヘミアン・ラプソディ
　 4．山中傳奇
　 5．セルジオ＆セルゲイ 宇宙からハロー！
　 6．マイ・サンシャイン
　 7．おとなの恋は、まわり道
　 8．旅するダンボール
　 9．こんな夜更けにバナナかよ
　10．パッドマン ５億人の女性を救った男
　11．それだけが、僕の世界
　12．家へ帰ろう

「ボヘミアン・ラプソディー」は文句なく素晴らしい作品！！
「こんな夜更けにバナナかよ」オススメ。
「旅するダンボール」はユニークでとても良いドキュメント。世界に一つの段
ボール製の財布を作るなんぞ、面白い人がいるものです。
「パッドマン５億人の女性を救った男」インド映画、可笑しくもありオススメ。
「それだけが、僕の世界」サヴァン症候群の弟を見守るイ・ビョンホンの兄の
姿に感動。弟のピアノが素晴らしい！
「家へ帰ろう」は温かく素晴らしい余韻。

　昨年見た作品の中では「1987、ある闘いの真実」ダントツでした。
　今、上演中「共犯者」、是非みてほしいです。特にマスコミ関係の方には。

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編┃集┃後┃記┃
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　外国人就労について、１２月９日の毎日新聞朝刊に、日大芸術学部教授の楊
逸（ヤン・イー）さんのコメントが載っていました。
「人の一生の一区切りを労働力として買い取って、使い捨てるのはむごいこと。
外国人にも、日本人と同等の待遇や職業選択の自由を持たせ、人として対等に
扱って欲しいです」
　彼女はこうも言ってます。就労外国人は母国での人間関係を断たれ、日本で
新たな人間関係を築くこともできず、点々としこりのように存在している。こ
れを少しずつほぐしたら社会の血肉となってくれるけど、放っておいたら不満
がたまり、がんになってしまうかも‥‥、とも。
　本当にそうです！　そうです！　ヤンさんご自身も３１年前に、秦野市の工
場で働きながら日本語の勉強したそうです。やはり当時も日本人との交流はな
く文化にも触れる機会もなかったそうな。
　でも頑張ったのですね。頭が下がります。

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　　　　　　　　　十月通信　　2019.01.10　第137号
●発　行：「Bar 十月」　くぼたかずこ
　　　　　〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10　tel.03-5272-1171
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●営業日：火曜～土曜＆祭日　17時～24時
　　　　　日曜・月曜日はお休みです。

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謹賀新年