2017年1月12日木曜日

十月通信 1月号



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        十月通信   2017.01.10 第113号


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 みなさま、あけましておめでとうございます。
 今年の正月は元旦から晴天続きで、これ以上ない天からのお年玉でしたね。
楽しいお正月でしたでしょうか?
 箱根駅伝での青山学院大学の3連覇は本当にびっくり、天晴れ! 来年も楽
しみ。私は、恒例の、会津若松市内の飲み屋さんでの初飲みでスタートしまし
た。メンバーは七人。生きているうちに気になることはしたいと思います。七
福神の顔はそれぞれに楽しく輝いているようでした。

さて今月のわたしの歌です。
 ♪ それなりに懐かしくもあり故郷の酒たしなめば青春フツフツ
 ♪ 年越しは飲み屋だったの さりげなく孤独吐露する独身女性
 ♪ 気がつけば空空寂寂孤独の輪ただ淡々と数を重ねる
 ♪ 正月は何はなくても富士の山ただ美しくただ嫋やかに
 ♪ それぞれに集いきたりし七人が会津若松おとそではしご

 また、年越し年明けがありました。無事一年を生きた証でもあります。この
頃は、一人暮らしの方も多く、カウントダウンを自分の部屋から出てワインバ
ーなどで過ごす女性も。この日は寂しさが増す日なのです。
 でも翌日、よく晴れた富士山を見ると、頑張れるかなぁと思うのです。世の
独身女性よ、頑張ろうではありませんか。
 昔住んでいた地方の酒の味に、過ぎ去りし諸々が、古漬けのように醸し出さ
れているかのようでした。
 また今年も、会津若松の甲賀茶屋にて7人が集合、年始の酒を。雪がないの
がちと寂しかったですね。

【好きな歌】
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 ♪ 病室は豆腐のような静けさで割れない窓が一つだけある
                鳥居「キリンの子」2016年 鳥居歌集

 鳥居(とりい)。2歳の時に両親が離婚、小学5年生の時、目の前で母が自
殺。養護施設での虐待や、ホームレス生活などを体験した女性歌人。義務教育
もまともに受けられなかった彼女は拾った新聞紙から字を学び、独学で短歌も
学んだそうな。「生きづらいなら短歌をよもう」と提唱しているとか。
 義務教育を受けられないまま大人になった人がいることを表現するために、
セーラー服を着ているそうです。彼女の歌には、過去の辛い経験が色によって
詠まれているようです。心から優しい人に巡り会えるよう祈らずにはいられま
せん。涙の滲み出る歌のなんと多い歌集でしょう。

 ♪ 目を伏せて空へのびゆくキリンの子 月の光はかあさんのいろ
 ♪ 母の死で薬を知ったしかし今生き抜くために同じ薬のむ
 ♪ 土煙り不在の父に会いにいく夏影冷えて黒い遮断機
 ♪ ふるさとへ繋がる電車なつかしく車窓の緑もくもくふえる
 ♪ 茶のインク溢れたような亡き母の吐血をなぞり今日十回忌

■【「Bar十月」作品展】
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◎中平穂積写真展「JAZZ GIANTS」:1月4日(水)~31日(火)
 中平穂積さんは、1961年、アート・ブレイキーの初来日を撮影、ジャズ写
真をスタートしました。同年11月、新宿にジャズ喫茶DIGを開店。以降、
ニューヨーク、ヨーロッパのジャズシーンを撮影、現在に至る。
 最新写真集『JAZZ GIANTS 1961-2013』を2014年に刊行。

 ◎多賀谷無人作品展:2月1日(水)~15日(水)
 ◎坂本左衛門作品展「街」:2月16日(木)~28日(日)
  いつも洒脱な作品をみせてくれる多賀谷さん、さてどんな作品を展示して
 くれるでしょうか。坂本さんは十月展初めて。油彩とアクリルを展示します。

■【日本酒の会】
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 1月・第137回日本酒の会は「岩手県のお酒」です。
 候補酒は、酔仙(大船渡市)、酔右衛門(花巻市)、七福神(盛岡市)、吾
妻嶺(紫波郡紫波町)、関山(一関市)、岩手川(盛岡市、岩手川)、赤武
(盛岡市)‥‥。
 1月28日(土) 午後7時頃~、当店「Bar十月」で。
 会費は2,700円、酒肴付。

 12月「秋田県」は、飛良泉/純米、まんさくの花/純米、秀よし・松声/
純米吟醸をいただきました。
 2月は「福井県」、3月は「高知県」のお酒の予定。毎月、月末の土曜日に
開催。皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。

■【お知らせ】
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◎お座敷列車の旅(粧企画)のご案内 2017年3月26日(日)
 SERIES 485 RESORT EXPRESS ゆう、貸し切り。列車はどこに向かう
か? 温泉か? それとも? ミステリートレイン! 8時50分JR新宿駅
集合、20時12分新宿駅着です。ご一緒しませんか。
 申し込み締め切りは、1月31日。詳細は当店、十月へ。

■【映画日記】
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 なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
 さて12月に観た映画は、
  1.マダム・フローレンス   9.Don't Breathe
  2.造られた殺人      10.ハプスブルク家からの招待状
  3.私の少女時代      11.ヒトラーの忘れもの
  4.海賊とよばれた男    12.シークレット・オブ・モンスター
  5.裸のキッス       13.アン・イン・ザ・スカイ世界一安全な戦場
  6.ショック集団      14.こころに剣士を
  7.小さな園の大きな奇跡  15.うさぎ追いし
  8.幸せなひとりぽっち
 
 「マダム・フローレンス」はなかなかおすすめ。   
 「ショック集団」1963年アメリカのサミュエル・フラー監督のものだが、
とても怖い心理サスペンス。「ハプスブルク家からの招待状」は説得力のある
美術館の再生ドキュメント。
「アン・イン・ザ・スカイ世界一安全な戦場」は今時のドローン使用の戦争が
描かれており、あとでずーっと考えてしまう作品。
 「Dont.Breath」「ヒットラーの忘れもの」「こころに剣士を」「幸せなひ
とりぽっち」大変おすすめです。

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編┃集┃後┃記┃
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 ここ数年、年頭には箱根駅伝を観てから、雪の会津若松での飲み会を続けて
います。現地の飲み屋さんのご厚意に甘えて、正月二日にわざわざ開けてもら
ってのお酒です。
 今年は雪はなく、ちょっとつまみが足りない気分でしたが、馬刺やこづゆな
どに舌鼓を打ちました。翌朝、白い息をはきつつ、鶴ヶ城を廻り、石垣の凄さ
や堀にかかる橋、蕾をふくらませているたくさんの桜、界隈を散歩しました。
日本の美です。

 さて、今年5月、じょんのび村(新潟県)への「大人の修学旅行」。どうぞ
よろしく。

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         十月通信  2017.01.10 第113号
●発 行:「Bar 十月」 くぼたかずこ
     〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10 tel.03-5272-1171
     E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com
●営業日:月曜~土曜 17時~24時(土曜は19時―24時)
     日曜・祝祭日は休みます。

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Bar 十月 ホームページ : http://sites.google.com/site/kkmoravia/
十月通信 back number: http://ju-ga-tsu.blogspot.com

2016年12月10日土曜日

十月通信 12月号



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        十月通信   2016.12.10 第112号

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 みなさま、いつもご贔屓ありがとうございます。
 いよいよ師走です。今年一年どんなことがありましたでしょうか? 良いこ
と嫌なこと数々あったと思いますが、暮れまでたどり着くことができて、まん
ずまんずです。
 生きていればこそ綺麗な花にも人にも会えるのです。人生はマジックボック
スのようです。自然体でいきたいですね。
 さて、当店「十月」は、年内30日まで、新年は4日からです。これからも
どうぞよろしくお願いいたします。日本酒の会も繰上げての17日です。
 さて今月のわたしの歌です。

 ♪ 柿蜜柑梨栗葡萄ラフランス柘榴も林檎も漢字も熟れ頃
 ♪ 秋くれば母の手作り乾燥芋よ白き粉を吹き手で払いつつ
 ♪ 母の濃い蓮の煮物がふと懐かしく今度ゆっくり作って見ましょ
 ♪ 血脈などなくても母の味が好き朝の味噌汁夕餉のシチュー
 ♪ そういえば彼の日の母は父の目を盗んでパチンコしてったっけ

 近所のスーパーで秋の果物の勢揃い。日本の豊かな秋を思うと幸せな気分に
なります。
 私の亡き母は育ての母です。いつも厨にへばりついて、たくさんの料理に奮
闘しておりました。朝は味噌汁の具を刻む音と味噌の匂い、お米の炊ける匂い
で起きましたっけ。やれ食べろ、それ食べろと、いつも空腹になったことはあ
りません。だんだん似てくるのです。やはり親子だと実感。

【好きな歌】
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 ♪ 沼ぞこの泥と化(な)りゆく黒き葉も俯瞰の月も冬夜の鎮(しずも)り
                山田あき「飛泉」昭和43年

 山田あき(やまだあき)、明治33年、新潟県、県立高田高女卒。平成8年
に96歳で逝去。
 昭和6年、プロレタリア短歌運動を通じて坪野哲久と出逢い、結婚。夫とと
もに「鍛冶」を創刊し、同人誌「氷河」を創刊。夫と志を同じくしているのが
本当によく伝わります。広く、古代の女性の地位の事、混乱したアジアの女性
のことなど‥‥、おそらく芯の強い女性なのでしょう。
 病気がちの夫を、生活を支え、貧苦に負けず、愛する夫との暮らしからくる
ブレない歌が素晴らしいです。

 ♪ みずからの選択重し貧病苦弾圧苦などわが財として
 ♪ 縛されてきみ若かりし指先に茫々とあそぶ今日の煙草火
 ♪ 古代史伏せて声哭くものをきかんとすみじめに過ぎき人類の母
 ♪ 新しき世紀をよぶは誰ならん拈華微笑のアジアびとあり

■【「Bar十月」作品展】
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◎日暮雄一写真展「祈処土中」:12月1日(木)~15日(木)
 アフリカはマリ共和国の土のモスクを撮った写真を展示しています。なんと
も不思議な建物です!

◎竹上妙木版展「今宵よい夜酔いまわる」:12月16日(金)~30日(金)
 竹上妙さん、いよいよ酔っ払いをテーマに版画を制作か!? 今年の十月展
も楽しみに待っています。

 2017年スタート、年明け1月は、
 ◎中平穂積写真展「JAZZ GIANTS」:1月4日(水)~31日(火)
  中平穂積さんは、1961年、アート・ブレイキー初来日を撮影、ジャズ
 写真をスタートしました。同年11月、新宿にジャズ喫茶DIG開店。62
 年、新宿伊勢丹で「ジャズアーティスト」写真展。ジャズ写真、50余年。
 2014年、集大成としての写真集『JAZZ GIANTS 1961-2013』を刊行。

■【日本酒の会】
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 12月・第136回日本酒の会は「秋田県のお酒」です。
 候補酒は、まんさくの花(横手市)、飛良泉(にかほ市)、福小町(湯沢
市)、秀よし(大仙市)、福乃友(大仙市)、能代(能代市)‥‥。
 12月17日(土) 午後7時頃~、当店「Bar十月」で。
 会費は2,700円、酒肴付。

 11月「宮城県」は、萩の鶴(純米)、墨廼江(特別純米)、澤乃泉(特別
純米)をいただきました。
 年明け1月は「岩手県」、2月は「福井県」のお酒の予定。毎月、月末の土
曜日に開催。皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。

■【映画日記】
● ……………………………………………………………………………………… ●
 なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
 さて11月に観た映画は、
  1.コンカッション     11.ホライズン
  2.戦場のメロディー    12.ガール・オン・ザ・トレイン
  3.ジュリエッタ      13.ブルゴーニュで会いましょう
  4.何者          14.人間の値打ち
  5.奇跡のピアノ      15.インフェルノ
  6.弁護人         16.聖の青春
  7.この世界の片隅で    17.ハンズ・オブ・ラブ
  8.深夜食堂        18.湾生回家
  9.湯を沸かすほどの熱い愛 19.華麗なるリベンジ
   10.オケ老人        20.メイ・イン・キャット

 韓国作品の「戦場のメロディー」「弁護人」「奇跡のピアノ」は素晴らしい
と心から思いました。「弁護人」ではソン・ガンホが名優であることに納得! 
 ドキュメント「奇跡のピアノ」は、眼球がないことにより生まれながらに光
の世界を持てない里子へ注ぐ、気取りのない母の愛に感動しました。「本当の
おかあさんに会いたい」という子供に、「いつも一緒にいるのがお母さんだよ」
と答える母親。まさに本当ですね。頭が下がります。
 「オケ老人」も愉快。「ジュリエッタ」は映像の始まりからお洒落なセンス
の良い作品。「ガール・オン・ザ・トレイン」誠にスリリングで佳作。「湾生
回家」は台湾への熱い想いが十分に伝わり感動的でした。

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編┃集┃後┃記┃
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 一年が過ぎようとしております。なにか毎年、早いものだねぇ、なんて言っ
ているような気がします。
 暮れの準備などにバタバタして、日常の人々の温かい気持ちに気がつかない
ことがあります。身近な人を気遣って、来年も同じような言葉を掛け合いたい
と思います。愚痴でも文句でも感嘆符でも!

 今年の秋に、「森の水車」という歌をカラオケで歌ったのですが、初めはな
んとなく調子の良い歌だなぁという感じでした。後日、2回目を歌った時に、
「あれっ! なんて日本人なんだろう、これは復興ソングだ」と。
 そもそもこの歌は、清水みのる作詞、米山正夫作曲、高峰秀子の歌で昭和
17年に出たが、わずか4日で当局より発禁令にあい、昭和26年に並木路子
で再び。後日、NHKのど自慢チャンピオン第1号の、荒井恵子の歌により大
ヒットしたそうな。
 真面目で、前向きな勤勉実直が全体に歌われており、今こそ歌いたい歌であ
ると思いました。浜松市内には「水車小屋」の公園があるそうですよ。

 さて、来年5月の、じょんのび村への「大人の修学旅行」が楽しみです。

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         十月通信  2016.12.10 第112号
●発 行:「Bar 十月」 くぼたかずこ
     〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10 tel.03-5272-1171
     E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com
●営業日:月曜~土曜 17時~24時(土曜は19時―24時)
     日曜・祝祭日は休みます。

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十月通信5月号

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