「十月通信」 2012. 12.10 第064号
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みなさま、いつも御贔屓ありがとうございます。
知人が東北へ行って来たそうです。
で瓦礫が積まれているそうです。
地の雇用で、どんどん処理が進むようになるといいですね。
張りあいなどしている場合ではないでしょうに。
昭和２０年製作、斎藤寅次郎監督の「東京五人男」。
に必要な、初志の精神だと思います。画面に広がる焼け跡は、
そのものです。「百の計画より一つの実行！」
補している姿など、今の政治家に見せたい。また、
て上げてゆく過程や、のんき節の石田一松の唄は、
横山エンタツ 、花菱アチャコのやり取りの絶妙な味。他にも古川緑波、柳家
権太楼 など、当時の喜劇人勢揃い。
の姿です。前向きで、笑いながら前進したいですね。「
さて、今月のわたしの歌。
♪ ねえみんな何がほしいの何したいそれぞれ新月さがして師走
♪ 咲き誇る花の名たずねて豆腐売りオンシジウムと書き留めている
♪ 震度五度の津波警報聞くうちにあの日の寒さあの日の涙
いよいよ、今年も最後の月ですが、
何人いるでしょうか。
当店にこの頃、
週１回見える、美味しいお豆腐屋さんのお兄さんが、
を聞かれました。オンシジウムよ、彼はメモなどしていました。
つい先日の夕方、突如、グラっと来ました。
ら、流れて来たのは津波警報の避難を告げる緊迫した声。突如、
るものがあり、あの日の寒さと怖さを思い出し、
くみんなに安らぎを、と祈ってしまいました。
■【好きな歌】
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♪ 飛ぶ雪の越の果てなる木の芽坂妻なき鬼が哭（な）きつつぞ棲む
武下奈々子「樹の女」昭和63年
武下奈々子（たけしたななこ）、昭和27年、
上京。結婚後福井県に移り住む。
なんだか、日本海の寂しさと厳しさ、
伝わる歌で、こちらの気持も静謐な群青色になってゆくようです。
生まれの彼女が移り住んだ、
以下の歌も、ひらがなが福井の大地であそんでいるよう。確かに、
の耕した様はまるでおっぱいがいっぱい。
♪ 柿あまた食ひたる子規の赫き口闇夜に顕（た）ちて我を愚弄す
♪ をとこのこ酢いか甘いか葉のかげのあんずほのかに色づきにけり
♪ ひかり生（あ）れ草生れ木生れ黒土はうねりて春の乳房となれり
■【「Bar十月」作品展】
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◎犬飼三千子版画展 １２月１日（土）～２９日（土）
塔や花などをモチーフにしたもの、様々な景物を並べたものなど、
ドアの横にかけたいな」と、つい思ってしまう作品を１０点ほど。
▼年明け１月は写真展、前半と後半でお二人。
◎熊谷直樹写真展 ４日（金）～１５日（火）
◎津布久智写真展 １６日（水）～３１日（金）
■【おしらせ】来年２月３日に恒例の「ミステリーお座敷列車」
詳細は店内の掲示をご覧下さい。
■【日本酒の会】
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１2月の日本酒の会は、「福岡県のお酒」です。
候補酒は、繁桝（八女市）、旭菊（久留米市）、黒田城大手門（
亀の尾（宗像市）、玉出泉（筑紫野市）、博多練酒（久留米市）、
市）‥‥。
１２月２２日（土） 午後７時頃～、当店「Bar 十月」で。
会費は2,500円、酒肴付。
おもに地元のみ流通の、おいしいお酒が登場します。
様、いっしょにおいしいお酒を飲みましょう。
＊１２月は、１週早めて、１２月２２日（土）です。
来年１月は「大分県」、２月は「長崎県」のお酒の予定。
いいお酒があったら教えてくださいね。
■【映画日記】
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なんだか見たい映画が目白押しで、
さて、11月に観た映画は、
1．KAMIKAZETAXI 13. ３９窃盗団
2．のぼうの城 14．EDEN
3．アルゴ 15．ミッドナイト・イン・パリ
4．終の信託 16．その夜の侍
5．桐島部活辞めるってよ 17．悪の教典
6．サニー 18．黄金を抱いて翔べ
7．危険なメソッド 19．プンサンケン
8．天のしずく 20．ふがいない僕は空を見た
9．チキンとプラム 21．裏切りの戦場葬られた誓い
10. ラヴィ・ド・ボエーム 22．綱引いちゃった
11. 声をかくす人 23．任侠ヘルパー
12. みんなで一緒に暮らしたら 24．人生の特等席
ドキュメントの「天のしずく」は、
しみがとても良く描かれていて、見ているこちらも優しくなれる、
な作品。
「のぼうの城」の主人公、野村萬斎の、小舟の上での舞は感動的。
「危険なメソッド」は、
「プンサンケン」は、あの「ブレス」のキム・
督だったチョン・ジェホンが監督。出演者はオール無報酬だとか。
感じる秀作。唖の主人公のユン・
「ラヴィ・ド・ボエーム」は、カウリ・
み出ている。ル・アーブルの靴みがきでも感じたが、
人になってしまうの、というぐらい善人の映画。
唸ってしまいます。最後に流れる日本語の「雪の降る街を」
ました。
「サニー」は是非是非、お勧めです。こんな友情、憧れます。
「３９窃盗団」、刑法３９条を考えるきっかけになる、
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編┃集┃後┃記┃
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そうだ、蒲田に行こう！ と思って、秋晴れの日曜日、蒲田に行って来まし
た。蒲田は、活き活きした人間が暮らしている元気な街でした。
行き交う、若者が多いのにはちょっとビックリ。
結構穴場ですね。アーケードに新作上映館が二つもあるのです。
その映画館は掃除が行き届き、トイレも座席も新型で素晴らしい。
ンとしては嬉しい限り。撮影所のあった街の誇りを感じます。
「キネマの天地」も「蒲田行進曲も」すばらしかったですね。
がいつまでも元気で行進してくれますように。
っぱい。庶民の味方の街ですね。とどめが蒲田駅の発着曲、「
す。たまに元気を仕入れにゆくのも良いですよ。
いよいよ年末、でも毎年来ること。
までやってこれたことに、おおいに感謝。
年末は２９日（土）まで、新年は４日（金）から。
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十月通信 2012.12.10 第064号
●発 行：「Bar 十月」 くぼたかずこ
〒160-0021新宿区歌舞伎町1-1-10 tel.03-5272-1171
E-mail:kkmoravia@u01.gate01.
●営業日：月曜～土曜（祝祭日も営業しています）
17 時～24 時（土曜・祝祭日は19 時―24 時）
日曜は休みます。
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