「十月通信」 2012.03.10 第055号
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みなさま、いつも御贔屓ありがとうございます。
3月に入っても寒い日が続き、気持がなかなか解凍されませんね。
昨年の大地震から1年になります。いまだ住居も定まらず、
中を、前向きに生きている人びとを思うと本当に頭が下がります。
ル」も完全復活したようで、嬉しい限りです。フレーフレー! フラガール!
さて、今年の「大人の修学旅行」は、群馬県にある猿ケ京温泉。
予定しております。詳しい情報は来月、お知らせいたします。
新宿までのバス送迎、ヴァイオリン・コンサート、飲み放題宴会、
2万円(予定)です。緑溢れ、山が笑っている所です。みなさま、
てご参加下さい。
さて、今月のわたしの歌。
♪ 髪に針をなでて夜なべの田中絹代シネマの中にわが母をみる
♪ 小さき母洗い張り板無花果の樹にたてかけて朝の裏庭
♪ 酒呑めば、ブルースで死にな。ほんにそう、
田中絹代出演の「おかあさん」の中に、
発見。昔はつぎはぎはあたりまえでした。
したっけ。
わが母はとてもチビちゃんでしたが、着物をほどいては、
して干していましたっけ。日本の知恵はすばらしい。
いだしました。母の誕生日は3月1日でした。
「新宿ブルースナイト」で宇崎竜童の唄、
いいぞ、竜童は男だ!(お酒は召し上がらないということですが)
■【好きな歌】
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♪ この夕べ遠くゐる妻。憎しみは噴きいづる血のごとく鮮(あたら)
岡野弘彦「滄浪歌」昭和47年
岡野弘彦(おかのひろひこ 大正13年~)。三重県生まれ。国学院大学時
代から、折口信夫家に寄宿して指導を受ける。
上記の歌は、ひとつの短歌の中に「。」点がはいるという、
た表記の歌。別居中の妻を思いながらも、句点を打つ事で、
ているようです。不貞でも働いたのでしょうかね、
き出すというのは。情念的な歌が多いですね。
折口信夫(釈迢空)に「葛の花 踏みしだかれて、色あたらし。この山道を
ゆきし人あり」という、有名な歌がありました。
以下の歌も句読点が使われていて面白いです。
感じがし、意味がとても強くなっているような気がします。
♪人はみな悲しみの器。頭を垂りて心ただよう夜の電車に
♪しづかなる睦月の海に漕ぎいでて海、そらとなる涯を見むとす
■【「Bar十月」作品展】
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◎ニシムラ彩子写真展「そうかボクは まぁるいのか。」-岩手・ニッポン・
大震災-:3月 1日(木)~15日(木)
ニシムラさんが昨年から通い続けている、
人々を撮った写真を展示しています。
◎海原修平写真展「遠い記憶 上海」: 3月16日(金)~31日(土)
変貌し続けている上海。海原さんが撮ると、新しい街=
なつかしい。上海在住。
▼4月 2日(月)~28日(土)は、木村昭平さんです。
木村さんは絵本作家でもあり、『ポポリン』『
らとふえふき』『大きな石のモアイ』などが出版されています。
■【日本酒の会】
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3月の日本酒の会は、「三重県のお酒」です。
候補酒は、作(鈴鹿市)、るみ子の酒(伊賀市)、若戎(伊賀市)
りの里(伊賀市)、瀧自慢(名張市)、天遊琳(四日市市)、
重郡朝日町)、上げ馬(桑名市)、‥‥。
3月31日(土) 午後7時頃~、当店「Bar 十月」で。
会費は2,500円、酒肴付。
おもに地元のみ流通の、おいしいお酒も登場します。
様、いっしょにおいしいお酒を飲みましょう。
4月は「鳥取県」、5月は「愛知県」、のお酒の予定。
■【おしらせ】
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◎Bar十月「大人の修学旅行」、7月7日(土)に決定!
場所は、猿ケ京。関東と越後をむすぶ三国街道沿いの温泉郷。
参勤交代の宿場でもありました。
日にちは、7月7日(土)~8(日)。土曜日の朝、
出発し、日曜日にバスで新宿に帰ってきます。
河村典子さんのヴァイオリン・コンサートのあと、
泉、そして宴会。コンサートからの参加も歓迎です。
新宿からの交通費、宿泊、宴会(朝食)、
詳細は後日、お知らせいたします。
新緑が美しい季節。みなさま、いっしょに行きましょうね。
■【映画日記】
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なんだか見たい映画が目白押しで、
さて、2月に観た映画は、
1. 麒麟の翼 12. メランコリア
2. グッド・ドクター 13. 最高の人生をあなたと
3. 僕たちは世界をかえる事ができ 14. フラメンコ・フラメンコ
ない 15. ニーチェの馬
4. ハンター 16. 51ウーイ
5. また逢う日まで 17. ポエトリー
6. どっこい生きてる 18. マシンガン・プリーチャ
7. ドラゴンタトゥーの女 19. タンタンと私
8. 橋のない川1部 20. ものすごくうるさくてありえな
9. 橋のない川2部 いほど近い
10. キツツキと雨 21. 日本列島いきものたちの物語
11. 人生はビギナーズ 22.ロボジー(2回目)
「フラメンコ・フラメンコ」は、
が素晴らしく、彼等の真剣さが伝わります。“静寂”
地球を叩いているようなステップ、
背筋が伸びました。演出も素晴らしく、観客を飽きさせません。
今井正監督「また逢う日まで」、田中絹代の、
す表情にはほんとうに、娘の幸せを願う気持ちが滲み出ているし、
川」、長山藍子の、
を労る優しさは抜群。じわーっと涙溢れました。感動でした。
丁寧で絶妙な演技力をもつ彼等の映画は、
らいたい。
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編┃集┃後┃記┃
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今年の「大人の修学旅行」予定地は猿ケ京温泉。
りました。JR後閑駅から車で20分ほど。
べ放題のホテルのようです。蟹好きの人には最高です。
関東と越後を結ぶ三国街道沿いの温泉郷で、
匂いがふんぷんとしております。匠の里や、
して来ました。楽しみにしていて下さいね。
先日の「新宿ブルースナイト」はなかなか元気なライブでした。
の復活も嬉しく、
ラビさん、年々増々素晴らしい。邦楽団(もブルースの視点で!)
り、レクチャーライブのようでとても解り易く、
観客席で聞きながら呑みながら、
間、幕間で、ロビーのコーナーでいただきましたが)。
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十月通信 2012.03.10 第055号
●発 行:「Bar 十月」 くぼたかずこ
〒160-0021新宿区歌舞伎町1-1-10 tel.03-5272-1171
E-mail:kkmoravia@u01.gate01.
●営業日:月曜~土曜(祝祭日も営業しています)
17 時―24 時(土曜・祝祭日は19 時―24 時)
日曜は休みます。
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○「Bar 十月」ホームページ: http://sites.google.com/site/
○「Bar 十月」紹介ページブログ: http://ju-ga-tsu.blogspot.com
○「ゴールデン街」ホームページ: http://www.goldengai.net/
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