「十月通信」 2012.04.10 第056号
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みなさま、いつも御贔屓ありがとうございます。
本当にいつまでも寒い日が続く中で、
が満開となりましたね。でも夜は、花冷えどころか花寒波です。
熱燗の徳利を手のひらに抱いて心を温めたいです。
う存分お花見をして内需拡大に協力しましょう!
近所の公園の花は、例年と違って、
やはり何か変。皆さんの周りは如何ですか?
さて、今月のわたしの歌。
♪ 沈丁花四月一日三日月を仰いで花待つ五人の男
♪ ま、いいか夜のオシゴト早七年あらかた満月わたしとおなじ
♪ 福島のトマトやさしく色淡く我が家のなかに春風が舞う
♪ 竹原の宿に二人の杜氏来たり四角い酒とまあるいお酒
ほのかに沈丁花の花の香がしそうな夜、
窓を開けて、飲みながら、みんなで待っていました。
私も、人生をここまで、あらかた生きてこれました。今宵、
月。いいですね、大体まるければ。人生、
ヨシってところで。
スーパーで福島産のトマトを買いました。奇麗な桃色で、
て、愛しい味。農家の方にお礼を言いたい気持で一杯。
3月に広島の安芸津、竹原と二つの蔵巡りをしました。その晩は、
の蔵元の男性杜氏と女性杜氏のお酌を受けるという贅沢な旅でした
の方はやはり男性的な味、そして、
■【好きな歌】
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♪ をさな子の睡りをめぐる純白の蛾のひとつがひわれが殺しき
小池 光「バルサの翼」昭和53年
小池光(こいけひかる 昭和22年~)。宮城県生まれ。父の大池は小説家
であったが、幾分不遇なまま早逝されたようです。彼自身は、
しては、強い親でいようと思っているのが、
第1歌集「バルサの翼」で第23回現代歌人協会賞受賞。
行機等に使われる白い色の樹だそうです。
のタイトルにも現れているようです。
大学理学部を修士で卒業し、理科教師として就職した翌年、
番組に勝ち、招待によるヨーロッパ一周旅行を経験したとか。
以下のような歌も。どれも繊細で、
♪ バルサの木ゆふべに抱きて帰らむに見知らぬ色の空におびゆる
♪ いちまいのガーゼのごとき風立ちてつつまれやすし傷待つ胸は
■【「Bar十月」作品展】
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◎木村昭平作品展:4月 2日(月)~28日(土)
木村さんの不思議な作品を10点ほど展示しています。
の風景でしょうか? 木村さんは絵本作家でもあり、『ポポリン』『鳥にんげ
んカワカワ』『とらとふえふき』などが出版されています。
▼5月は、山田洋子さんの作品を展示する予定です。
■【日本酒の会】
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4月の日本酒の会は、「鳥取県のお酒」です。
候補酒は、千代むすび(境港市)、弁天娘(八頭郡若桜町)、
市)、稲田姫(米子市)、瑞泉(岩美郡岩美町)、伯陽長(
山陰東郷(東伯郡湯梨浜町)、‥‥。
4月28日(土) 午後7時頃~、当店「Bar 十月」で。
会費は2,500円、酒肴付。
おもに地元のみ流通の、おいしいお酒も登場します。
様、いっしょにおいしいお酒を飲みましょう。
5月は「愛知県」、6月は「大阪府」、のお酒の予定。
■【おしらせ】
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◎Bar十月「大人の修学旅行」、7月7日(土)に決定!
場所は、群馬県猿ケ京。
昔には参勤交代の宿場でもありました。
日にちは、7月7日(土)~8(日)。土曜日の朝、
し、日曜日にバスで新宿に帰ってきます(現地集合、
河村典子さんのヴァイオリン・コンサート(「
ーホール」群馬県利根郡みなかみ町上牧 tel:0278-20-4040)のあと、宿泊ホ
テルに移動して温泉、そして宴会。
宿泊は「ホテル シャトウ猿ケ京 咲楽(さくら)」(みなかみ町相俣248
tel:0278-66-1151)。
新宿からの交通費、宿泊、宴会(朝食)、
新緑が美しい季節。またホタルの季節でもあります。みなさま、
行きましょうね。
■【映画日記】
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なんだか見たい映画が目白押しで、
さて、3月に観た映画は、
1.顔のないスパイ 13.青い塩
2.戦火の馬 14.ほかいびと伊那の井月
3.シェイム 15.天安艦沈没の謎
4.シャーロック・ホームズ 16.海燕ホテル・ブルー
5.ヒューゴの不思議な発明 17.イゴールの約束
6.鬼に訊け 西岡常一の遺言 18.ロゼッタ
7.ピラミッド5000年の謎 19.昼下がり・ローマの恋
8.ヤング≒アダルト 20.ロルナの祈り
9.幸せな時間 21.息子のまなざし
10.珈琲と鉛筆 22.ある子供
11.父の初七日 23.少年と自転車
12.マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
「シェイム」は、鏡やガラス等の効果抜群、
心を覗くようで、ちょっぴり怖い。自分の本当の姿に、
る描写が凄く上手い。
イゴールの約束、ロゼッタ、ロルナの祈り、息子のまなざし、
年と自転車のダルデンヌ監督はいつも、
暴力、酒、薬物などに溺れる親を持ちながらも、
う階段を、一段一段昇ってゆく子供たち。ラストに、
る感動作品。自分の周りにいる人の大切さに気がつく作品です。
「父の初七日」は、台湾のお葬式事情が面白く展開されて、
で、人情に篤い事がよく判る作品。
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編┃集┃後┃記┃
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先日、広島の安芸津にある女性杜氏のいる「今田酒造」と、
杜氏の「竹鶴酒造」にお邪魔しました。特別案内で、
みと覗いたり、匂いを感じたりの、
ました。夜は、
燗したり、お酌してくれたりの心こもったもてなしで、
酒を頂くことが出来ました。瀬戸内は、魚も旨い。
男性杜氏の造る酒は野性的な味で、
な味のように感じました。東京から美しい姫君2名と姥1名、
竹原は、屋根の瓦も町並も、風情があってとても素敵。
ら、光る海が見えました。
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十月通信 2012.04.10 第056号
●発 行:「Bar 十月」 くぼたかずこ
〒160-0021新宿区歌舞伎町1-1-10 tel.03-5272-1171
E-mail:kkmoravia@u01.gate01.
●営業日:月曜~土曜(祝祭日も営業しています)
17 時―24 時(土曜・祝祭日は19 時―24 時)
日曜は休みます。
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○「Bar 十月」ホームページ: http://sites.google.com/site/
○「Bar 十月」紹介ページブログ: http://ju-ga-tsu.blogspot.com
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