2018年1月10日水曜日

十月通信1月号

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        十月通信   2018.01.10 第125号

                 発行:Bar 十月(新宿ゴールデン街)
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 みなさま、あけましておめでとうございます。

 元旦から殆ど毎日快晴で、青空がどこまでもどこまでも広がり、ずーっと先
の国に紛争などがあるとは思えない静かなお正月でした。それにしても箱根駅
伝の青山学院の快挙は神業としか。日頃の成果なのでしょうね。若者の走る姿
は本当に清々しいシーンです。
 今年も皆さま、等しく歳を戴いて歩き始めたとおもいます。インフルエンザ
が増えていますのでご注意のほど!!
 今年、年明けから、日曜・月曜はお休みです。日曜・月曜以外は祝祭日も営
業いたします。

 今月のわたしの歌です。


 ♪ 今日生きる呪文は二回アッコちゃん テクマクマヤコン! ラミパス!

   ラミパス!
 ♪ 強い意志持ちてシネマへ大晦日カウリスマキの善き人々よ
 ♪ また今年窓に広がる富士の山娘十八恥じらうごとし

 この頃の映画にもタイムスリップ物や変身物などがあり、自分も魔法など使

えたらなあと。ひみつのアッコちゃんを思い出しました。ラミパスとは、スー
パーミラーの逆さ読みだそうです。ちなみに元の姿に戻るときの呪文とか。呪
文を唱えて変身したいですね。
 大晦日に、カウリスマキ監督の「希望のかなた」を観に有楽町まで。一年の
心の大掃除にぴったしでした。
 毎年思うことですが、白く嫋やかな富士山をみることができて幸せです。今
年は少し恥ずかしそうに見え、初々しい限り。まさに初春!

【好きな歌】

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 ♪ 験(しるし)なきものを思はずは一杯(ひとつき)の濁れる酒を飲むべくあ

   るらし
 ♪ 賢(さか)しみと物言ふよりは酒飲みて酔ひ泣きするしまさりたるらし

 大友旅人(おおとものたびと)の歌、「万葉集」から。しようのない物想いを

し、ぐだぐだ言ってるよりも酒を飲んだ方がましだよ、といったような歌です
ね。もう一首。次の歌も「万葉集」です。

 ♪ 酒坏(さかづき)に梅の花浮け思ふどち飲みての後は散りぬともよ


 大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)の歌。旅人の異母妹です。

盃に梅の花びらを浮かべ、なかよしたちが集まって楽しく飲んだ後は、梅は
散ってしまってもいい。
 お酒だけではなんですので、

 ♪ あらたまの年の若水くむ今朝はそぞろにものの嬉しかりけり


 樋口一葉の歌です。そんな気持ちで今年もはじまりました。


■【「Bar十月」作品展】

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◎熊谷直樹写真展「また、古墳散歩」:1月4日(木)~17日(水)
 えっ、ここに古墳があるの? 熊谷直樹さんは建築写真家。仕事の合間に古
墳を撮っています。「明るく楽しい古墳の写真を展示」しています

◎岩出靖彦写真展「東京景色 Ⅱ」:1月18日(木)~31日(水)

 岩出靖彦さんの撮る東京、トーキョー。東京各地で撮影した街の風景、モノ
クロプリントを10点ほど展示します。

※毎週日曜・月曜は休業日になります。  


 2月は、

 ◎大友久美子作品展「by nature」:2月1日(木)~14日(水)
 ◎今井恭司写真展:2月15日(木)~28日(水)
  大友久美子さんは十月初展示。画布の向こうに何を見ているのか、見よう
 としているのか? 油彩作品を展示します。
  今井恭司さんは、昨年、日本サッカー殿堂入りしたサッカー写真家です。

■【日本酒の会】

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 1月・第149回日本酒の会は「埼玉県のお酒」です。
 候補酒は、寒梅(久喜市)、ひこ孫(蓮田市)、天覧山(飯能市)、武甲政
宗(秩父市)、直実(熊谷市)、菊泉(深谷市)、高麗王(日高市)、帝松
(小川町)‥‥。
 1月27日(土) 午後7時頃~、当店「Bar十月」で。
 会費は2,700円、酒肴付。

 12月「茨城県」は、愛友/純米吟醸、渡舟/純米吟醸無濾過生酒、来福/

純米吟醸超辛口をいただきました。
 2月は「愛媛県」、3月は「岡山県」のお酒の予定。毎月、月末の土曜日に
やっています。持ち込み歓迎!
 皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。

■【お知らせ】

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◎くぼたかずこ第二歌集 発売中! 定価:1,500円
 私の第二歌集『お気に召すまま召されるままに』が、10月半ば、ながらみ
書房から発行されました。友を送るうた、母のうた、そしてバー十月の酒場う
た。カウンターにてお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。

◎「お座敷列車ミステリーツァー」2月18日(日)

 「粧」主催のお座敷列車、これが最後となるそうです。午前中に新宿駅を出
発し、さてどこ? をめぐって、夜に新宿駅に到着します。詳細は当店に、お
申し込みは1月20日まで。楽しい女装子さんたちと、是非ご一緒しましょ。

■【映画日記】

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 なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
 さて12月に観た映画は、
  1.ブルー・バタフライ
  2.猫が教えてくれたこと
  3.はじまりのボーイミーツガール
  4.ギフテッド
  5.ユダヤ人を救った動物園~アントニーナが愛した命~
  6.ヒトラーに屈しなかった国王
  7.否定と肯定
  8.永遠のジャンゴ
  9.彼女が目覚めるその日まで
  10.希望のかなた
  11.はじまりの街

「ブルー・バタフライ」父親からの性暴力を受けた女性を描いた切なく辛い作

品。なかなか触れたくないブラックな部分をよく描いたかなあと。
「ユダヤ人を救った動物園~」「ヒトラーに屈しなかった国王」「永遠のジャ
ンゴ」「否定と肯定」などの作品はナチス時代を描いている。戦争の愚かさや
無念さから、今なお世界のあちこちで行われている紛争の抑止力になることを
願って止みません。多くの可愛い子供達や優秀な頭脳が、何より家族が失われ
たことに心から残念。本当にヒットラーってなんだったんでしょう。諫止する
者はいなかったのでしょうか。
「彼女が目覚めるその日まで」は、ニューヨーク・タイムスの女性記者本人の
難病体験の作品。原因を突き止めた医師に出会うことによって救われた素晴ら
しい作品。「希望のかなた」は難民をテーマにしたカウリスマキ監督の作品。
「ル・アーブルの靴みがき」でもそうだったが、どうしてこんなに良い人ばっ
かりなの? という作品、観る側の心の棘が流れ出してしまうような感動作。
監督の細胞はすべてが良心なのでしょう、きっと。おすすめです。
「はじまりの街」は、夫の暴力から逃げ出した妻と子供の再生を描いたイタリ
ア映画。その少年の美しいこと、そしてエンディングの音楽に、明日も生きて
ゆこう! という背中を押してくれるものがある。人生賛歌です。オススメ。

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編┃集┃後┃記┃
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 今年も正月早々、会津若松市の酒場「甲賀茶屋」さんに現地集合での新年飲
み会をしました。われらが飲んでいる2時間ほどの間に雪が積もって、びっく
り仰天でした。雪国ではあっという間に積もるのですね。東京だけでなく、午
後遅く、会津若松に着いてからも快晴で、雲ひとつなく、店に入るときには少
ししか積もっていなかったのに‥‥。不思議。

 毎年、箱根駅伝を観ていますが、このように毎年、何かを見つづけることが

できるということは、とても素晴らしいことだとつくづく思うのです。桜も同
じです。今年もまた、桜に会えるのだと。
 本年もよろしくお願いいたします。

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         十月通信  2018.01.10 第125号
●発 行:「Bar 十月」 くぼたかずこ
     〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10 tel.03-5272-1171
     E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com
●営業日:火曜~土曜&祭日 17時~24時
     日曜・月曜日はお休みです。

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十月通信9月号

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