2013年12月11日水曜日

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      「十月通信」  2013.12.10 第076号

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 みなさま、いつも御贔屓ありがとうございます。
 いよいよ、師走です。この一年どんな年でしたか。ことしは天気に振り回さ
れっぱなしでしたね。自然の脅威は凄まじいもので、いつ自分の身に降り掛か
るかも知れません。でも、生きているだけでも何か良いことがくるでしょう、
きっと! 来年は明るい年になるといいですね。
 年末は30日(月)まで、新年は4日(土)からの営業です。
 皆さんの元気なお顔見せてくださいね。
 さて、今月のわたしの歌。

 ♪ 朝阿修羅昼盧遮那仏夜菩薩釈迦に説法師走の酒場
 ♪ アスパラのような美脚ゆくそばで野良猫三匹今日忘年会
 ♪ 人生の主役演じてそれなりのマイドキュメントあと何幕か

 寝起きの髪型はまるで、阿修羅のごとくで昼頃にやっと落ち着きゆるやかな
大仏に、夜は気持ちだけでも菩薩の心境で、お客さんにあーだ、こーだと。
 このごろの若い女性の足が美しくスマートでびっくりします。さながら歌舞
伎町はファッションショー。そんな足が通る横で、野良猫たちも今宵は忘年会
のようです。
 長い人生の中で、一緒に時間を共有する人がいてくれるだけで素晴らしい。


■【好きな歌】
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 ♪ 死ぬまへに孔雀を食はむと言ひ出でし大雪の夜の父を怖るる
                  小池 光「廃駅」昭和57年

 小池光(こいけ ひかる)、昭和22年宮城県生まれ。高校の理科教師を30
年あまり続けた。
 上掲の歌、死ぬ前に、孔雀を食うと言い出す父とは、いったいどんな父だっ
たのでしょう。懐かしさといったものもあるにしても、死ぬ前です、妙な父親
ですね。直木賞を受賞した小説家だったようです。
 丹頂の優雅や、エキゾチックなサンチャゴなど、絵画的で色が美しい。それ
にしても、ここに出てくる父も、なにか変な父です。

 ♪ しのびよる雷鳴あれど金魚絵の浴衣こよひのふたり子つつむ
 ♪ 海わたる丹頂の頭にみちびきの地磁気影さす花のごとけむ
 ♪ 女傘さし時雨をあゆむ晩年の父のこころの淋しさびしさびし
 ♪ 生きてゐるしるしほのかに夜の卓濡らすサンチャゴの雨のゑはがき


■【「Bar 十月」作品展】
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◎犬飼三千子展:12月2日(月)~14日(土)
 犬飼さんの作品は大作も小品も独創的、幻想的、かつ瞑想的。十点ほど展示
しています。
◎水野皓司展:12月16日(月)~30日(月)
 水野さんは松屋の広告等で評価されたデザイナー、故人。ポスターを数展、
展示します。

 1月は、
 ◎熊谷直樹写真展「古墳散歩」:1月4日(土)~15日(水)
 ◎津布久智写真展「VAGABOND」:1月16日(木)~31日(金)
  1月は前半、後半とも写真です。お二人とも、昨年に続いての展示です。


■【日本酒の会】
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 12月・第100回日本酒の会は、「山形県のお酒」です。
 毎月1回開催、今月で100回目! です。
 候補酒は、香梅(米沢市)、東光(米沢市)、住吉(東置賜郡川西町)、朝
日鷹(村山市)、杉勇(飽海郡遊佐町)、大山(鶴岡市)、三十六人衆(酒田
市)‥‥。

 12月21日(土) 午後7時頃~、当店「Bar 十月」で。
 会費は2,500円、酒肴付。
 おもに地元のみ流通の、おいしいお酒が登場します。うるさい薀蓄なし。
初めての方、大歓迎!
 年明け1月は「北海道」、2月は「青森県」のお酒の予定。
 皆様、いっしょに、おいしいお酒を飲みましょう。


■【お知らせ】
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 恒例の「お座敷列車の旅」(粧企画)、2014年2月9日(日)に決定。
 朝9時JR新宿駅出発~20時半新宿駅着。コースはミステリー。参加費用
は14,900円。十月からの参加は14,000円(いずれも予定)。
 詳細は追って。参加諾否は1月10日までに。


■【映画日記】
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 なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
 さて、11月に観た映画は、
  1.人類資金             13.2ガンズ
  2.僕が星になるまえに        14.マラヴィータ
  3.ビル・カンニガム&ニューヨーク  15.子宮に沈める
  4.ダイアナ・ヴリーランド      16.ブエノスアイレス恋愛事情
  5.しわ               17.サプライズ
  6.いとしきエブリデイ        18.氷の処刑人
  7.恋するリベラーチェ        19.セブン・サイコパス
  8.42 –世界を変えた男        20.遥かなる勝利
  9.ある愛へと続く旅         21.もらとりあむタマコ
 10.グランド・イリュージョン     23.スティーブ・ジョブス
 11.悪の法則             24.コールド・ウォー
 12.ペコロスの母に会いにゆく     25.ある精肉店のはなし

 「子宮に沈める」は実際にあった、死に至らしめた育児放棄事件をもとにし
た作品。緒方貴臣監督の丁寧な取材がうかがわれる作品。素直に上手い監督だ
と思った。実際の姉弟がいとおしい。
 「いとしきエブリデイ」撮影は実際の兄弟達を撮って、数年にわたって行わ
れており、時間の経過が、本当に自然で説得力がある。駄目な父の刑務所帰り
を待ちわびる一家のお話。おすすめ。
 「恋するリベラーチェ」メーキャップの凄さに脱帽。面白い。
 「遥かなる勝利」画面の中で市民が将軍に、「あんたが大物でいられるのは
我々がいるからだ。真の大物は我々なんだ!」本当に納得しますね。
 「ある愛へと続く旅」ペネロペ・クロスのメイクが上手で説得力がある。紛
争中に陵辱された主役の治療にあたった医師は、そのあまりにも酷い状況をみ
て言います。「人間でいることが恥ずかしい」心に刺さりました。
 「ペコロスの母に会いにゆく」長崎がうつくしく、なかなかユーモラス。


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編┃集┃後┃記┃
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 小春日和のある日曜日、住宅街にあるサロンで、リュート奏者の高本一郎さ
んの演奏会を聴きました。
 若手サックス奏者、鈴木広志、江川良子、東涼太、上運天淳一のカルテット
と、カウンターテナーの彌勒忠史さんの音は、品よく吹き抜けのホールに良く
響いていました。生誕450年のジョン・ダウランドの曲目は妙に優しく、懐か
しい曲でした。イギリスの重い雲がゆったりと流れているかのようで。

 年末は30日(月)まで、新年は4日(土)からの営業です。

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         十月通信  2013.12.10 第076号
●発 行:「Bar 十月」 くぼたかずこ
     〒160-0021 新宿区歌舞伎町1-1-10 tel.03-5272-1171
     E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com
●営業日:月曜~土曜(祝祭日も営業しています)
     17時~24時(土曜・祝祭日は19時―24時)
     日曜は休みます。

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○「Bar 十月」ホームページ: http://sites.google.com/site/kkmoravia/
○「Bar 十月」紹介ページブログ: http://ju-ga-tsu.blogspot.com
○「ゴールデン街」ホームページ: http://www.goldengai.net/
                 http://goldengai.jp/pg12.html

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