2011年10月11日火曜日

十月通信 十月号

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「十月通信」  2011.10.10 第050号

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みなさまこんにちは。いつも御贔屓ありがとうございます。
あの暑い夏はなんだったんだろうとつい思うように、秋の急襲を受けていま
す。広がる青空を見ていると、何事もなかったように爽やかな風が吹いて、元
気の充電をしているかのようです。来月の長崎、「大人の修学旅行」に向かっ
て、楽しい時間の編成を考えています。ご参加できる方、お待ちしております。
さて、今月のわたしの歌。

♪ わけもなく涙あふれて如何にせんうつくしの島きみのふるさと
♪ 仲秋の明月なれど 夏去らずあの日の海に月泳いでる
♪ 新しきリンゴの唄をまちわびてじっと我慢の海をみつめる
♪ 二日酔いシャッフルシャッフルなんのそのあすは山形映画のまつり
♪ 江戸っ子とおもえば信州生まれとか浅草住まいで川柳入門

大地震のあと半年が過ぎます。しかし、いまだに状況は好転せず、福島県に
至っては周知のとおりです。よく福島県は宣伝に「うつくしの島、福島県」と
うたっていました。友人の故郷でもあります。どうしたら良いのでしょう、私
は。
今年の仲秋の日の月、とても美しく、皓々と輝いていました。気温は真夏並
みです。きっとみちのくの、いつも通りになった海にも月が、泳いでいること
でしょう。自然は怖いし、取り澄ましてもいるかのようです。まるで猫のよう。
戦後「リンゴの唄」が流行り、廃墟の町々にこの歌が流れ、人びとの気持を
明るくしたそうです。早く新しいリンゴの唄を聴きたいものです。
相変わらず二日酔いもたまにありますが、なんのその。2年に一度の映画祭
には是非行くつもり。
当店のお客さまに、浅草在住、川柳を学んでいる男性がいらして、とても楽
しそう。根っからの江戸っ子と思いきや、信州出身だとか。まるで江戸っ子入
門という感じ。


■【好きな歌】
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♪ あなた・海・くちづけ・海ね うつくしきことばに逢えり夜の踊り場
永田和宏『メビウスの地平』昭和50年

永田和宏(ながたかずひろ 昭和22年~)は、滋賀県生まれ。京大理学部
卒の細胞生物学者。先日お亡くなりになった、こちらも歌人の河野裕子さんは
奥さんです。
この歌は彼の第一歌集のものですが、とても瑞々しく、梨を剥くとしたたる
果汁のよう。お洒落な歌。たのしい恋が実りそうな予感がします。ひら仮名や
・点を上手く使って、海のあいだにくちづけをはさんだりして、若者としての
躍動感が溢れていいですね。

♪ きみに逢う以前のぼくに遭いたくて海へのバスに揺られていたり
♪ ひとひらのレモンをきみは とおい昼の花火のようにまわしていたが
ひらがなと漢字と字間の遊びが面白いですね。なにか体がスイングしそうな
気分。彼女のことを、ほんとうに好きだったんですね。


■【「Bar十月」作品展】
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◎昼間邦明写真展:「峠の我が家 -暮らしの風景-」
10月1日(土)~15日(土)
あの山をいつか越えて、帰ろうよ我が家へ。草の道歌いながら、ふる里へ帰
ろう。‥‥昼間さんの長年のテーマである「峠の我が家」。10点ほど展示し
ています。

▼後藤美穂版画展: 10月17日(月)~29日(土)
10月後半は、名古屋の版画家の作品です。後藤さんはちょっと不思議な、
かわいい作品をつくります。
▼竹上妙 山口亜紀二人展: 11月 1日(火)~30日(水)
11月は、一昨年、昨年に続いて、おふたりの登場です。どちらも若くて、
題材も発想もとてもユニークな作品をつくります。


■【日本酒の会】
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10月の日本酒の会は、「山梨県のお酒」です。
候補酒は、谷櫻(北杜市)、七賢(北杜市)、くさかんむり(塩山市)、甲
斐の開運(南都留郡富士河口湖町)、榊正宗(南アルプス市)、武の井(北杜
市)‥‥。

10月29日(土) 午後7時頃~、当店「Bar 十月」で。
会費は2,500円、酒肴付。
ときどき、「へえ、こんなお酒が」という、おいしいお酒をみつけます。こ
うるさい薀蓄なし。皆様、いっしょにおいしいお酒を飲みましょう。

11月は「石川県」、12月は「群馬県」、のお酒の予定。


■【おしらせ】
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◎当店「十月」主催の「大人の修学旅行」は、11月19日(土)に決定!
「長崎 祈り コンサート in 中町教会聖堂」
河村典子vl(ヴァイオリン) 上尾直子pf(ピアノ) 白土文雄cb(コン
トラバス) カトリック合唱団
カトリック中町教会聖堂(長崎市中町1-13)で、16時30分からコンサ
ートを聞いたあと、プリマヴェーラ(長崎駅前のホテルクオーレB1)で、演
奏者、地元長崎の協力者との懇親会。
翌日は日曜日、各自、それぞれの長崎をお楽しみください。
宿泊はホテルウィングポート長崎(長崎市大黒町9-2 tel.095-833-2800)
であれば、当店で手配いたします。プリマヴェーラのすぐそばです。
紅葉狩りで混むことが予想され、交通手段は早めのお手配を。
参加希望のかたは11月5日(土)までに。


■【映画日記】
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なんだか見たい映画が目白押しで、映画館に住み込みたいぐらいです。
さて、9月に観た映画は、
1.天国の日々         10. おじいさんと草原の小学校
2.あしたのパスタはアルデンテ 11. タケオ ダウン症ドラマーの物語
3.悦楽快楽者         12. ホームランが聞こえた夏
4.ライフ いのちをつなぐ物語  13. コクリコ坂から
5.カンフー・パンダ2     14. スイッチを押すとき
6.レイン・オブ・アサシン   15. アジョシ
7.ゴースト・ライター     16.ムーランルージュの歌が聞こえる
8.日輪の遺産         17.スリーデイズ
9.ミケランジェロの秘密

「天国の日々」は1978年作。アルメンドロスのカメラが素晴らしい。写真
展のような始まりから、ちいさな昆虫の写し方まで、とに角映像が素晴らしい
作品。
「ライフ」はBBCの十八番。本当に良く撮ったなとつくづく感心しました。
「スリーデイズ」の父親のブライアン・デネヒーは最高。無言であんなに表
現できるなんて素晴らしいです。すべてを飲み込んでいるよう。ラッセルクロ
ウは良い役者です。ストーリもなかなか面白い。後半が特に面白い。
「ゴーストライター」もお勧め。


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編┃集┃後┃記┃
この間、「川越スカラ座」で、「小さな町の小さな映画館」を観ました。久
々の川越でしたが、2人の女性スタッフが、古いちいさな映画館を保護してい
るかのよう。奇麗に掃除も行き届き、トイレにいたっては、女性専用品も用意
してある旨が書いてありました。やさしい配慮ですね。膝掛けも丁寧に畳んで
あって感心。今日はどちらが映写機を回したのか知らんとか考えるのも面白い
です。作品のラインナップも感心します。是非!
先日の夏休みにはパリに行ってまいりました。初めての海外なのに、同行者
のこまかい気遣いに甘えて、まっく緊張感のない、楽しい旅でした。電線のな
いパリの街は青空が果てしなく広がって、赤いゼラニウムの花を口紅のように
付けた、古いアパートが並んでいて、そんなところに伝統を感じてしまいまし
た。すっきりした街です。
ゴミなどちっともありませんでした。しかし、トイレは日本が一番。

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十月通信  2011.10.10 第050号
●発 行:「Bar 十月」 くぼたかずこ
〒160-0021新宿区歌舞伎町1-1-10 tel.03-5272-1171
E-mail:kkmoravia@u01.gate01.com
●営業日:月曜~土曜(祝祭日も営業しています)
17 時―24 時(土曜・祝祭日は19 時―24 時)
日曜は休みます。
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○「Bar 十月」ホームページ: http://sites.google.com/site/kkmoravia/
○「Bar 十月」紹介ページブログ: http://ju-ga-tsu.blogspot.com
○「ゴールデン街」ホームページ: http://www.goldengai.net/

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